会長のあいさつ
東京土地家屋調査士会のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
東京土地家屋調査士会の会長を務めております橋立二作です。
どうぞよろしくお願いいたします。
東京土地家屋調査士会は、土地家屋調査士法の規定に基づき、会員の品位を保持し、業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とした法人です。令和7年6月1日現在、1,566名の会員(うち法人会員153名)が30の都内支部に所属し、土地家屋調査士事務所として業務を遂行しています。
土地家屋調査士の制度は、昭和25年(1950年)7月31日に始まりました。土地家屋調査士法では、「土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする業務の専門家として、不動産に関する権利の明確化に寄与し、国民生活の安定と向上に資することを使命とする」と規定されています。私たち土地家屋調査士は、社会の要請に応えるため、法律や技術に関する知識を習得し、実務経験を積むことで、高度な業務体制を構築し、継続的な学びに努めています。
土地家屋調査士の主な業務は、法律により次のように規定されています。
- 不動産の表示に関する登記に必要な土地または家屋に関する調査および測量
- 不動産の表示に関する登記の申請手続の代理
- 不動産の表示に関する登記に関する審査請求手続の代理
- 筆界特定の手続の代理および相談
- 土地の筆界が明らかでないことに起因する民事紛争に関する民間紛争解決手続(ADR)の代理(※ADR認定調査士と弁護士が共同で受任する場合に限ります。)
このほか、法務局に備え付けられる地図(いわゆる「14条地図」)の作成にも携わり、正確な土地情報の整備を通じて、国民の皆さまの生活基盤の安定に貢献しております。
また、表示登記に関する相談なども定期的に行っており、教育機関に対し寄付講座を行うことで、多くの人々に土地家屋調査士の存在や役割を知っていただき、社会の要請に応えられるよう取り組んでおります。
今後も私たち土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記や土地の境界を明らかにする業務の専門家として、職務に全力を注いでまいります。お気軽にご活用いただければ幸いでございます。
令和7年5月30日
会長 橋立 二作