会長のあいさつ

東京土地家屋調査士会のホームページへようこそお越しくださいました。土地家屋調査士会の会長を務めております佐々木義徳です。どうぞよろしくお願いいたします。

 東京土地家屋調査士会は、土地家屋調査士法の規定に基づき、会員の品位を保持し、業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とした法人です。令和5年3月31日現在、1,520名の会員(うち法人会員123名)が30の都内支部に所属し、土地家屋調査士事務所として業務を遂行しています。

 土地家屋調査士の制度は、昭和25年(1950年)7月31日に始まりました。土地家屋調査士法では、「土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする業務の専門家として、不動産に関する権利の明確化に寄与し、国民生活の安定と向上に資することを使命とする」と規定されています。私たち土地家屋調査士は、社会の要請に応えるため、法律や技術に関する知識を習得し、実務経験を積むことで、高度な業務体制を構築し、継続的な学びに努めています。

 私たち土地家屋調査士は、不動産の表示に関する業務の他に、不動産の取引に必要な測量業務や、各筆の区画及び地番を明らかにするための法務局備え付け地図(法14条地図)の作成業務などを通じて、国民の生活に貢献しています。さらに、土地の境界に関する紛争を解決するために、民間紛争解決機関である境界解決紛争センターを設立し、境界に関わる紛争の予防と解決にも取り組んでいます。

 また、表示登記に関する相談なども定期的に行っており、教育機関に対し寄付講座を行うことで、多くの人々に土地家屋調査士の存在や役割を知っていただき、社会の要請に応えられるよう取り組んでおります。

 今後も私たち土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記や土地の境界を明らかにする業務の専門家として、職務に全力を注いでまいります。お気軽にご活用いただければ幸いでございます。

令和5年5月30日
会長 佐々木 義徳