土地家屋調査士になるには
土地家屋調査士の資格は「独立開業」に強く、測量・登記・不動産の知識を活かして幅広い業界で活躍可能な資格です。「土地家屋調査士資格」を取るには法務省が行う国家試験に合格する必要があります。試験は学歴・年齢・実務経験を問わず、どなたでも受験することができます。尚、土地家屋調査士試験の概要については、こちらをご参照ください。
試験について
「土地家屋調査士試験」は、例年10月第3週の日曜日に実施されます。
- 筆記試験(午前): 測量・作図に係る知識
- 筆記試験(午後): 法律科目(図面作成、登記申請書作成)
- 口述試験: 法律や実務知識に関する口頭試問
役立つ勉強や専攻
工業高校の測量科・土木科などは測量の基礎知識が身につくため、有利とされています。しかし、法律や測量は後から学ぶことも可能なため、普通科出身でも全く問題ありません。 大学や専門学校では法学部や理工学部(土木・測量系)、測量専門学校での学びが役立ちます。なお、多くの方が社会人からセカンドキャリアとしての資格取得を目指しています。
資格取得後のキャリアについて
資格取得後は、独立開業や同業者である土地家屋調査士事務所や測量事務所での勤務など多様な働き方が選べます。独立開業では自由な働き方が可能で、土地家屋調査士事務所や測量事務所の勤務ではスキルアップを目指せます。
土地家屋調査士としての主な仕事
1.不動産登記の専門家
- 土地・建物の登記申請代理
- 土地の分筆・合筆登記、建物の新築・滅失登記など
- 登記に必要な書類作成や手続き代行
2.測量業務
- 土地の境界確定測量
- 現地調査やCADソフトを使った図面作成
3.立会業務・トラブル解決
- 隣接地所有者との境界確認立会い
- 境界紛争の解決支援
土地家屋調査士は、不動産登記や測量の専門家として社会に欠かせない存在です。資格を取得すれば独立開業や同業者や測量事務所で実務経験を積み、スキル次第でさらなるキャリアアップも期待できます。未経験からでも挑戦できる資格のため、幅広い年代の方にとって魅力的な職業です。
以下のリンクをご活用ください。
- 土地家屋調査士を目指す方
日本土地家屋調査士会連合会のホームページで土地家屋調査士試験概要が紹介されています。
- 土地家屋調査士試験合格後、初めて入会する土地家屋調査士会として、本会を希望する方
または、過去に土地家屋調査士会員として業務廃止届出後、業務再開のため本会に入会する方
- 現在、他の土地家屋調査士会に所属があり(休業含む)、所属会を変更して本会への入会を希望する方
- 他の土地家屋調査士会で退会届出後、2年を経過しておらず、本会への入会を希望する方(「退会」ではなく「業務廃止」の場合は、2に該当します。)
- 2年以内に本会を退会しており、業務再開のため本会に再入会を希望する方